大規模サイトを1つと中小規模サイト複数はどっちが儲かる?

site1アフィリエイトに取り組む時、まずはどんなサイトやブログを運営しようか考えると思います。

その際ジャンル選びは非常に重要な要素となりますが、それと同時に「どの程度のサイト規模にするか」というのは悩ましい問題で、私自身も新しいサイトを作るたびにこの問題に行き当たります。

取り扱うジャンルによっては掘り下げる余地の少なく、また非常に狭いテーマや範囲に絞ったサイトであれば規模に迷う事はあまりないのですが、掘り下げようと思えば数百ページに及んでしまうジャンルも多々あり、こういった場合に「どこまで掘り下げ、どこまでページを増やすか」という点は非常に重要になってきます。

数百ページ作れるだけのジャンルであるにも関わらず数十ページに留めれば底の浅い表面だけを取り繕ったサイトになりかねず、だからといって数百ページ作るとなると専門的な知識も必要になりますから勉強する時間とページを増やす時間は相当なものになるでしょう。

しかし大規模サイトは一度完成してしまえば被リンクを集めやすく信頼性やドメインパワーは強くなりますし、アクセスも長期的に安定する場合が多くなります。

一方の中小規模サイトはサイト作成の時間があまりかからず数を生み出せるものの情報量の少なさからアクセスは集めづらく「数打ちゃ当たる」という考え方が中心となりますが、この“数のパワー”は馬鹿に出来ず、またどんなジャンルに旨味があるかを広く探るという意味合いもあります。

大規模サイト、中小規模サイトどちらにもメリットデメリットがありますので、少しこれを掘り下げてみたいと思います。

大規模サイトのメリット

一口に「大規模サイト」といってもその定義は人それぞれで、100ページを超えれば大規模だと感じる方もいれば1000ページくらいで大規模という認識の方もいらっしゃるでしょう。私個人の感覚では100ページ程度ではせいぜい中規模という認識なので、ここでの大規模の定義は最低でも300~500ページくらいとします。

まず大規模サイトのメリットは圧倒的な物量に集約されます。

それは深く掘り下げた内容であり、大きいサイトを作るだけの労力に対する信頼性であり、幅広く拾えるロングテールキーワードであり、被リンクの集めやすさからくるドメインパワーなど多岐に渡ります。

サイトを作った事がある方なら分かると思いますが、1つのジャンルで数百ページ作るのは非常に大変で、ある程度専門的な知識を身に付け深く掘り下げたり独自の視点から切り込む柔軟性が必要になります。

それだけにそうやって作られた大規模サイトは訪問者からもグーグルなどの検索エンジンからも高い評価を獲得でき、それは多くのアクセスを長期間にわたり安定的に稼ぎ出してくれるでしょう。

不安定になりがちなアフィリエイトにおいてこれは大きなメリットとなり、アクセスを集められる大規模なサイトをいくつか保有していれば、特に手を入れなくてもしばらくの間は安定した収益を上げてくれる可能性が高まります。

また、独自ドメインの取得が少なくて済む事やサイトの管理が楽という点も地味ながらメリットに挙げられます。

大規模サイトのデメリット

大規模サイトを作る際のデメリットはまず時間がかかる事。内容を掘り下げるにはある程度の勉強は必要ですし、ページを作るのも相当な時間がかかるため1つのサイトに集中して取り掛かってもサイトの完成までには数ヶ月の期間を要するでしょう。

また、大規模サイトのメリットのところで書いた点についても、ページ数が多いからといって必ずしもアクセスを稼げるとは限らず、そこにはジャンル選びや競合相手の多さ、1ページごとの質が関わってくる問題で、たとえ1000ページあったところで記事の質が低ければアクセスは絶望的になりかねません。

小回りの効かなさも問題で、まずは中小規模のサイトを作りそこから徐々に記事を増やしていって結果大規模サイトになるのであれば記事を書くペースも自由に設定でき、複数のサイトと平行していけるものの、はじめから大規模サイトを作ろうとすると完成までは当然未完成のサイトであるため完成前に公開しても中途半端感は拭えず評価的にもマイナスになりかねないので、ある程度形が出来るまで一気に作る事が必要になります。

そしてそのサイトがコケたりしたら…というリスクがあります。

はじめから大規模サイトを想定して作るのはサイト運営や作成に対するノウハウを身に付け、かつジャンル選定やライティング能力に自信がある場合の方が良いかもしれません。

中小規模サイトのメリット

上記では大規模サイトを最低でも300~500ページと定義しましたが、中規模サイトは50~200ページくらい、小規模サイトは20、30ページあたりをイメージして下さい。

中小規模のサイトのメリットは、1サイトの作成にかかる時間が少ないためとにかくたくさん作れるという点で、大規模サイトのように1つのサイトで多くのアクセスを集めるのは難しいものの、数によってそれを補う形になります。

例えば大規模サイトが1サイトで1日5000~10000PV集めるとすれば、中小規模のサイトは10~30サイトで同じくらいのアクセスを稼ぐ感じでしょうか。

中小規模のサイトはあまりページ数が多くないため全然アクセスが集まらないサイトがそれなりに発生するものの、一部のサイトでは予想以上に多くのアクセスが集まったりして、それを確認してからそのサイトや当該ジャンルに力を入れるという“調査”的な意味合いでも使えます。

サイト規模が小さいためダメでも諦めが付きますし、すぐ次に取り掛かれるという小回りや回転が効く事も大きなメリット。

また、多くの中小規模サイトを運営すると関連するサイトが多くなり、その中には全然アクセスを稼げないサイトも増えてくると思いますが、そういった場合は半サテライトサイト化しペナルティの対象にならない程度に上手な自演リンクを貼る事で一定のSEO効果も望めます

中小規模サイトのデメリット

一方で中小規模サイトのデメリットはページ数が少ないためアクセスが安定しづらく、また完成すれば放置していても長い間アクセスを安定的に稼ぎ続けてくれる大規模サイトと違い、小さいサイトは多少アクセスが増えても更新が止まればアクセスが減っていくスピードも早いもの。

だからといって数が多いため全てのサイトに定期的な更新をするのは無理があり、どちらかというとどんどん新たなサイトを作ってアクセスが減っていく古いサイトの収益を補っていくような運営になると思います。

そうなると収益の柱となる安定したサイトが出来づらく自転車操業になりがちですし、規模の小さいサイトは自動ペナルティやペンギンアップデートなどで圏外に飛びやすく、それは安定的な大規模サイトを持っている方に比べ心理的に厳しいものとなります。

ドメインを大量に取得しなければならないのも小さいながらデメリットとなりますし、数が多いだけにドメインやサイトの管理も面倒になる傾向になります。

大規模サイトと中小規模サイトの運営はどちら良いか?

理想を言えば大量のアクセスを集められるりっかり利益を出せる大規模サイトを複数運営するのがベストでしょう。

しかし上でも書いたように大規模サイトを作るのは多大な時間が必要になり、はじめから大規模サイトを目指すと失敗した時のリスクも大きくなります。

そういった事もあり、最も無難な方法として50~100ページ程度の中小規模サイトをどんどん作り、そこからアクセスや反響が多いサイトをピックアップしてページを増やして最終的に大規模サイトにしていく…というやり方があります。

このためには中規模サイトを目的に作りつつ反響が多い場合はページを大幅に増やし大規模サイトにも対応できるような仕組みや余地を作っておくべきでしょう。

ただ、どういったサイト運営が合うかは人によって大きく異なり、力のあるアフィリエイターの中でもとにかく大規模サイトをこつこつ作っていく方もいれば、小さいサイトを凄まじい量生産していく方法を得意とする方もいらっしゃいますし、最終的には自分に合ったベストな方法を見出だす事がアフィリエイト成功の秘訣になります

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