Google AdSense(グーグルアドセンス)は私が10年ほど前に1年ほどやっていたしょぼいブログの時からお世話になっているASPで、2016年4月現在他のアフィリエイトが波に乗らない中アドセンスが最も収益を上げています。
そのアドセンスの管理画面で去年あたりから表示されてきた「関連コンテンツ」がうんたらかんたらという文字。
いまいちよく分からない機能ですし、「管理画面の上部にデカデカと表示されて鬱陶しいな~」程度の認識で数ヶ月間放置しておりましたが、いつまでもいつまでも表示され続けているのでとりあえずどんなものか確認してみました。
初めに確認した時はなんとなく「ブログみたいに関連記事を表示し、その中に広告を入れ込む機能」という認識は得たものの、なんとなく面倒に感じてその時は導入しませんでした。
しかしアドセンスの収入が少し落ちてきたのを機に再び関連コンテンツ機能に注目してみる事に。
グーグルアドセンスと関連コンテンツ機能は別もの
アドセンスの関連コンテンツについて少し見ていくと、このユニットを設置できるサイトやブログはアドセンスを使えるからといってどこでも設置できるわけではない事が分かりました。
今現在私がアドセンスに登録しているサイトやブログは6つで、その内関連コンテンツの機能が使えるのは株式投資のサイトのみで、それに次いでページ数の多いハゲ関連サイトは使用できないようです。
関連コンテンツ機能を使えるための条件がどういったものかは明確になっておらず、株式サイトは1ヶ月のPVが10万前後、ページ数は約1,000くらい、運営年数は5年となっており、一方のハゲ関連サイトは1ヶ月のPVが約3,000、ページ数が約140、運営年数は1年未満と、関連コンテンツを使える基準を判断するには差がありすぎて全く分からないというのが実情です。
一応いくつかのサイトを回って調べてみた結果は…
- ■1ヶ月のPVは数十万
- ■ページ数は数百以上
- ■ドメインエイジは古い方がいい?
- ■ある程度公益性のあるサイトでないとダメ?
結局関連コンテンツユニットが使えるようになる明確な基準は分かりませんでしたが、一定以上の大規模なサイトやブログで1日数千アクセスがあり、ある程度公益性のあるものが選ばれる傾向にあるようです。
とりあえず関連コンテンツ機能を使えるサイトというのはGoogleにある程度評価されている事を意味しますから、これを使えるというのは喜ばしい事らしい。
アドセンスの関連コンテンツユニットを貼ってみた
関連コンテンツユニットを自分のサイトに貼ったらどういう表示になって、どのくらいの効果があるのかを試すためにとりあえず貼ってみました。
本文スペースにレスポンシブの関連コンテンツユニットを貼ると右図の赤枠のような感じで、本文スペースが675pxのこのサイトでは右側が少し見切れてしまう状態に。
綺麗に収めるには左右のマージン10pxぐらいを考慮して本文スペースは750pxくらいが必要と思われますが、個人的にはメインの幅が750pxというのはちょっと幅広すぎるイメージがあり、仮にサイドメニューを使い勝手の良い300px確保するとメインとサイドメニューのスペースなどを含め1070~1100pxぐらいの幅になってしまいます。
このサイトに関しては作ったのが5年前という事もあって全体の幅が880pxと今の水準としては狭いのであまり参考にはならないものの、最近作っているサイトでも様々な環境の訪問者に対応するため980~1000pxくらいの幅としており、サイドメニューに300px使用しているためメインのスペースは680px程度。
恐らく上図のように関連コンテンツと広告を横に4つ並べるには最低でもアドセンスの横長バナーの雛形である728pxが必要と思われ、私のサイト作りの基準ではそれを満たすのは厳しいのが現状です。
関連コンテンツユニットの効果は?
上記のように右側が切れてしまっている関連コンテンツユニットですが、「効果」という面ではなかなかに優秀で、予想以上の収益を上げてくれているというのが本音になります。
関連コンテンツユニットを貼ってからまだ日が浅いので統計的なデータを出すのは尚早でしょうが、現段階では2~3割くらいの収益アップが見込めています。
その理由として考えられるのは、関連コンテンツユニットは現状1ページに1つしか設置できないものの、アドセンスの「1ページ3つまで」という制約とは別枠になっているためアドセンス3つ+関連コンテンツユニット1つという設置ができ、広告を踏んでもらう機会が増える事。
そして、この株式投資のサイトは独自の関連記事を本文下に載せてはいるものの、それはスペースの問題もあって1行の文字のみのタイトルを10リンクという形を取っており、画像も自動で表示してくれるアドセンスの関連コンテンツユニットの視覚的効果が成果に結びついているものと推測されます。
長い目で見た効果に関してはもう少し期間が必要なので何か変化があったら追記していきたいと思います。
関連コンテンツユニットを使ってみて
今回、重い腰を上げGoogle AdSenseの関連コンテンツ機能を使ってみましたが、結果としては現状予想以上の収益アップに繋がっています。
アドセンスの関連コンテンツを使えるサイトやブログというのはある程度Googleに評価されているものでなければいけないという状況ではあるものの、基準を満たし使用できるサイトやブログがあるのであれば、とりあえず使ってみるべきです。
広告と関連コンテンツが横4つ並ぶベーシックなパターンでは左2つが広告、右2つ以降がサイト内の関連コンテンツとなり、広告のクリックはもちろん他のページのアクセスアップも狙えますし、何より1ページ3つまでというアドセンスの縛りとは別に設置できますので、これを使うデメリットはほとんどないはず。
私自身、株式投資のサイトはあまり広告まみれにしたくないという想いもあってアドセンス2つのみという構成にしているのですが、関連コンテンツユニットは見た目的にも通常のアドセンスとは大きく異なるため高い訴求効果が見込めます。
サイトの構成や相性などによって効果は大きく変わってくるとは思いますが、使用できるサイトやブログであれば一度試してみる事を強くおすすめします。