アフィリエイトを行うためには絶対に欠かせないのが記事の作成。
「アフィリエイト記事のすべてを外注している」という強者もいるかもしれませんが、多くのアフィリエイターは自分でも記事を書く場合が多く、そこでまずぶつかるのが「語尾」の問題ではないでしょうか?
語尾は主に「だ・である調」と「です・ます調」の2つに大別され、前者は新聞や週刊誌などプロが書く記事に多く見られる一方、後者はブログなど素人からプロまで広く使用される書き方です。
仮に記事を外注するにしても、特に指定がなければ多くの場合「です・ます調」になると思われ、「だ・である調」の記事を所望ならその都度ライターにその旨を伝える必要があるでしょう。
プロっぽい「だ・である調」と丁寧な印象の「です・ます調」、アフィリエイトの記事を書く場合どちらが適しているのでしょうか?
だ・である調のメリットデメリット
まずは新聞記者などプロが使うことの多い「だ・である調」を実例をもとに見てみましょう。
私がこの商品でもっとも気に入った点はなんといってもその軽さとコンパクトさだ。
なぜならこの商品は高級オーディオに匹敵する高音質と最新のタブレットを凌駕する画質を備えながらも、名刺サイズという従来では考えられないほどの小ささに加え羽のような軽さも実現しているからである。
このように「だ・である調」は強く断定している印象を与え、また新聞など情報発信力の強い媒体での記事に多く使われることもあって説得力を増す効果も期待できるでしょう。
しかし、アフィリエイト記事においてこの語尾がプラスに働くかどうかはまた別問題で、個人的には「だ・である調」は上から目線の論調からくる偉そうな印象を強く受けるため、自身のサイトでこれを使用することはほとんどありません。
例えとして、私はネットで商品を購入する際にAmazonなどの商品レビューを参考にすることがよくあるのですが、そんなレビューの中には時として「だ・である調」で書き込みをしている人を目にします。
それを目にすると私はほぼ例外なく「素人のレビューのくせになんでこんな偉そうな口調なんだ?」「専門家気取りがウザい」という印象を受け、この口調は信頼に裏付けされた相手や媒体でないと相手に不快感を与えかねないんだな~と感じています。
です・ます調のメリットデメリット
では一方の「です・ます調」はどうでしょうか?
当サイトはもちろん私が作成しているサイトやブログは基本的にすべてこの「です・ます調」で書くようにしており、アフィリエイトの有無に関わらず大半のサイトやブログはこの語尾を使っていると思います。
先ほどの「だ・である調」で書いた例文を「です・ます調」にしてみると…
私がこの商品でもっとも気に入った点はなんといってもその軽さとコンパクトさです。
なぜならこの商品は高級オーディオに匹敵する高音質と最新のタブレットを凌駕する画質を備えながらも、名刺サイズという従来では考えられないほどの小ささに加え羽のような軽さも実現しているからです。
ずいぶん柔らかい感じになりますよね。
圧倒するような説得力はないものの、書き方次第で説得力は十分に出せますし、丁寧だからといって下から媚びるような印象を与えるわけでもなく、「だ・である調」のように不快感を与える恐れもほとんどない非常にバランスの取れた語尾だと認識しています。
ただ、実際に文章を書き終わってから読み直してみると妙に単調な文章になってしまっていることが多々あり、この辺が「です・ます調」の難しいところでしょうか。
というのも、この書き方では「~です」「~ます」という語尾が連続で続くことがままあり、3回も連続で「~になります」「~です」という語尾が続くと文章の構成に違和感を感じるようになるのですが、意識していないと頻繁にこれが起こってしまうのです。
そう、まるで小学生の作文などにありがちな「~した」「~だった」に通じる単調な印象を与えてしまうのです。
…と書いているそばから「~しまうのです」が連続で…
「です・ます調」は単調さを回避しつつ説得力を出す工夫が必要になります。
語尾の形に囚われない書き方も
本来語尾は一定の口調で統一するのが望ましいとされ、「だ・である調」なら最初から最後までそれで統一するのはもちろん、書き手が複数いる場合を除きサイト内の全ての記事でその語尾に統一するべき…というのが一般的な考え方です。
ただしそれはあくまでも「基本的」「一般論」であって決まりであるわけではなく、極端な話1つの記事の中で「だ・である調」と「です・ます調」をハイブリッドさせても構いません。
構いませんが、これらの語尾を1つの記事に違和感なく収めるのはプロレベルの高度なライティング技術をもってしても難しいと言わざるを得ないのだ。(←変でしょう?)
「だ・である調」と「です・ます調」という対極にあるものを使い分けるのは違和感のもとになるものの、例えば「~を」「~に」「~も」というような語尾を挟むとそれだけでメリハリになりますし、名詞で文章を終える「体言止め」を上手に活用すればテンポが良くなったり適度な余韻を残したりといった効果も望めます。
「だ・である調」「です・ます調」だけに囚われず様々な語尾を使いこなすし、かつそれを違和感なく収めることで文章に深みと説得力、そしてテンポを生み出し、それはやがてあなたの書く文章の個性になっていくはず。
色々な語尾を試して自分なりの書き方を模索してみて下さい。