アフィリエイトの激戦区では文字数と画像数の物量勝負

以前SEO的1記事の最適な文字数は?でサイトやブログで上位表示される文字数について言及しました。

基本的に1ページの文字数は多ければ多いほど良いというわけではありませんが、様々な情報が詰め込める分有利にはなりやすく、激戦区で上位表示されているサイトなどは10000文字を超えるようなケースも珍しくありません。

一方で、ほどほどに需要があるジャンルであっても1000文字くらいで上位表示されているサイトも多く、必ずしも文字数が多ければ良いというわけではなく、いかに質が高いかが重要になっているのは間違いありません。

しかし最近は美容やダイエット、育毛関連などライバルの多いジャンルでは文字数に加え画像の多さで圧倒してくるようなサイトやブログの上位表示がより鮮明になってきた気がします。

ある育毛剤の記事の文字数と画像数を数えてみた

とりあえずライバルの多いアフィリエイト激戦区で上位表示しているサイトやブログは1ページにどのくらいの文字数と画像を使っているのかを調べるため、アフィリエイト報酬が高く多くのアフィリエイターが提灯記事を書くも、実際の効果や承認率はクソな育毛剤Cの名前のみでの検索というビッグワードで調べてみました。

  • ■1位 8780文字 画像18枚
  • ■2位 5760文字 画像25枚
  • ■3位 6418文字 画像9枚
  • ■4位 3368文字 画像5枚
  • ■5位 4863文字 画像16枚
  • ■6位 8170文字 画像9枚
  • ■7位 7696文字 画像7枚
  • ■8位 6958文字 画像9枚
  • ■9位 14391文字 画像22枚
  • ■10位 3974文字 画像12枚

とりあえず公式サイトやまとめサイト的なものは除外し検索上位10位まで、タイトルから記事の終わりまでの本文中の記事をコピペして計測サイトに貼り文字数を、画像数は目視で数えてみました。(やや大雑把)

それが上記で、平均すると7037文字、画像数は13枚という結果に。

…ちょっと多すぎやしませんか?

普通のサイトとアフィリエイトサイトの温度差がすごい

アフィリエイターがひしめく激戦区のサイトやブログというのは一般的な目で見ると異彩を放っていると感じるはずです。

一般的に需要が多い記事や情報でも文字を主体とし淡々としっかり、しかし情報をできるだけ分かりやすく記載しコンパクトにまとめる努力も惜しまず読み手に分かりやすく書くもの。

しかしアフィリエイターひしめく商品の記事はバカみたいな行間の幅、無駄に多い文字数、ページを埋め尽くさんと使用される画像の数々で、明らかに異常なものを感じます。

まあ、消費者がそれを望んでいて、実際そういったページで商品がよく売れ、Googleなどの検索結果で上位表示されているのであればそれが正義なのでしょうが…

ちなみに、それなりに需要がある情報だがアフィリエイトで売るような商品がないようなジャンルでは上記のようなことはあまり見られず、1000~2000文字でも十分に上位表示されています。

つまり高額の報酬をひっさげた商品にそういった傾向が顕著にみられることになります。

文字と画像の物量勝負への警戒感とリスク

少なくとも今現在検索エンジンが多くの文字と画像を使ったアフィリエイトサイトを評価しているのは間違いなく、そこで勝負するなら5000~10000文字で画像を10~20枚詰め込んだ記事やページが必要になります。

そして、仮にそれを用意したとしても後発サイトであれば上位表示されない可能性も十分あり、実際検索結果で下位に沈んでいるサイトやブログにも多くの文字や画像を用いているものはごまんとあります。

そう、つまり現状では激戦ジャンルで戦うには最低でもこのくらいの文字数や画像数が必要になるわけですが、それでも上位表示されるかどうかは分からないため、時間的なリスクは相当大きくなります。

実際に記事を書いてみればわかると思いますが、書く情報に精通していて、かつ画像を使わずスラスラ書けるようなものでも、2000文字書くのに1時間くらいは必要になるのが普通で、色々と調べながら書けば2000文字程度のボリュームでも2、3時間かかることもあるでしょう。

仮に先ほどの上位表示サイトの平均である7000文字、画像13枚を実現するには、その商品の情報を熟知していたとしても記事に2~3時間、画像の加工や貼り付けなどに30~1時間はかかると思われ、商品の情報を調べながら書くとなれば、1ページ作成するのに5~6時間以上かかる覚悟が必要です。

果たしてそこまで時間をかけるだけのリターンを望めるのでしょうか?

今後も物量勝負は続くと思われる

アフィリエイトがこれだけ普及し取り組んでいる人が増えている現状、大量の文字数や画像数をもちいる物量勝負は今後も続くと思われます。

ただ、消費者の面から見れば大きな画像を何枚も何枚も貼られると読みづらくなりますし、ただ驚いた顔をしている人間の画像を多用するだけの無駄なものも多く、「邪魔だその画像」と感じることが多々あるのも事実。

こればかりは検索エンジン様の判断になるでしょうが、アルゴリズムが進化し無駄に多い画像や長いだけの助長な記事を評価しないようになればまた違ってくるのかもしれません。

この物量勝負は時間的リスクを取って1記事に多くの時間をかけられる人間が生き残るも、その人間ですら旨味が少ない消耗戦の様相も呈しています。

そう考えると、ニッチなジャンルへの挑戦や全く別の視点から見たサイト作りをしないと厳しいのかな~と感じる今日この頃。

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