最近薄毛関連サイトのリニューアルに着手しており、文字をメイリオに変更してみたり色々とやっていて、その一環としてサイトの構成を見直すことにしました。
というのも、これまでのサイト構成はトップページからおおまかなテーマごとに5つのディレクトリ(フォルダ)に分け記事を書いていたのですが、育毛剤関連の記事が多くなってしまい、ある1つのフォルダの中にファイルが65ほどあって収拾がつかなくなってきたから。
とりあえず育毛剤関連のフォルダの中に個別の育毛剤のフォルダを作る…つまりもう一つ下に階層を作りファイルを割り振っていきたいと考えたわけですが、そうなると新たなフォルダに入れたファイルのURLが変わってしまうため301リダイレクトなるものを使うことに。
今まで知識としてURLが変わった場合301リダイレクトを使うという認識はありましたが面倒くさくて手を出しておらず、今回重い腰を上げて使用してみることに。
果たしてどうなるか。
301リダイレクトとは
ここで「301リダイレクトとは何ぞや?」という人のために簡単に説明しておきます。
301リダイレクトとはURLに変更があった場合に旧URLから新URLに転送するための処理をするコードのことで、まあ簡単な話「こっちに引っ越したから転送よろしく」と検索エンジンに伝えるもののこと。
301リダイレクトを行わずページのURLを変更した場合、検索エンジンはページが削除されたと認識し、移動したページにURL以外一切の変更を加えていなくても被リンクやページランクといった検索エンジンからの評価はゼロに戻ってしまいます。
しかし301リダイレクトを行うとこれまでの評価を受け継げるため、これまでの実績を引き継ぎながらサイトの引っ越しや構成の変更ができるという優れものなのです。
つまり301リダイレクトを使わないとSEO的には最悪の結果を招くと。
ただ、その評価は必ずしも100%引き継がれるとは限らないとされ、平均で85%程度というからちょっと腰が引けてしまいますよね。
予想以上に色々面倒くさい構成変更
サイト構成を変更するに際し、今まで使ったことのない301リダイレクトへの不安以上にリンクの貼り替えとかが非常に面倒で億劫。
新たなフォルダに引っ越したページに貼っていた内部リンクはすべて新たなURLに貼り替えなければならず、もう考えただけでうんざりしますよね。
当該サイト作成にはDreamweaver(ドリームウィーバー)を使っていたのでファイルを移動したりリネームしたりすると一括でリンクを貼り替えてくれる機能が充実しているからずいぶん助かったとはいえ、テンプレートを新たに作って目次的な要素を備えるトップページ(index.html)も作成、その他色々な調整で思いのほか時間がかかってしまいました。
この辺はドリームウィーバーの機能を完全に使いこなせていないことも原因かと。
何はともあれサイト全体のリンクチェックも済ませ、サイトマップ(sitemap.xml)上で旧URLを新URLに書き換え…準備万端と301リダイレクトに取り組むことに。
※もし私と同じようにサイト構成の変更を考えている人は、途中で収拾がつかなくなったり、何かを消してしまったりといった万が一の失敗に備え必ず事前にサイト全体のバックアップを取っておくようにしましょう。
わけのわからん301リダイレクト
301リダイレクトを行うにあたり色々とサイトを調べてみて、とりあえず「.htaccess」というテキストファイルを作らないと始まらないことを知る。
ただ単純にこのファイルを作ろうとすると拡張子のみの名前だと認識され「作成できません」と言われてしまうため、多くのサイトではとりあえず「a.htaccess」拡張子の前に適当な名前を入れ、サーバーにアップロードしたのちに「.htaccess」にリネームすると良いと書いてあります。
実際はそんなことをしなくてもメモ帳を保存する際に下図の赤枠の「ファイルの種類」の部分を「すべてのファイル」にすれば問題なく保存できます。
そして色々なサイトで書いてある下記の書き方で書いてみたのですが…
RewriteEngine on
RewriteRule ^〇〇.html$ http://www.△△.com/□□.html [R=301,L]
これは〇〇.htmlというファイルにアクセスされたら□□.htmlに転送させるための記述らしいのですが、Googleの検索結果からアクセスしても新URLに転送されない…
「このままでは同じページが存在し評価を落としてしまう」
…と焦った私は他のサイトも色々と見て回り、こっちの記述を試してみることに。
redirect 301 /☆☆/〇〇.html http://www.△△.com/☆☆/▽▽/□□html
この記述に変更し.htaccessをアップロードしなおしたら転送してくれるようになりました。
具体的には.htaccessファイルをトップページがある階層に置いた上で、そこから見て☆☆のフォルダにある〇〇.htmlというファイルへのアクセスを「html http://www.△△.com/☆☆/▽▽/□□.html」に転送してくれという記述…らしい。
なぜこっちの記述がOKだったのかは分からずじまいで、前述の方は記述が間違っていたのか、エックスサーバーは後述の方に対応していたのか…そのへんが理由でしょうか。
何はともあれこれにて301リダイレクトが無事動いたことを確認。
301リダイレクトでサイト構造を変更 今後は…
今回は301リダイレクトの挙動や流れを掴むための試験的な意味合いが強く、新たなフォルダは1個で、そこに移動したファイルは6つのみと小規模に留めました。
本当はもう少し大規模に行いたかったのですが、それは301リダイレクトをおこなった結果のアクセス数や評価の推移を見て考えてみたいと思います。
サイトを作ってみたはいいが「当初の予定より大きくなって再構成の必要に迫られている」「もっとしっかりとした階層構造にするべきだった」「サイトを新ドメインに引っ越したい」ということは往々にして起こり得ることですので、本気でアフィリエイトに臨んでいる場合301リダイレクトが必要になる場面もあるでしょう。
とりあえずやってみなければ何も分からないので、サイト構成の変更や移転に伴う301リダイレクトの使用を躊躇っている人は、これを参考にしてみて下さい。
…まあ大したことは書いていないが…